薄型時計といえばこれまではドレスウォッチが当たり前でしたが、近年では技術の進化により、ちょっぴり個性的なデザインを纏ったモデルが続々登場中。上品な中にさり気に大人の色気や遊び心を醸したいなら、この手です!
上品にキャラ立つ腕元を狙うなら“ヒトクセ”ある薄型時計
薄型時計は、袖口での収まりの良さや、着用者を上品かつ知的に見せるのが魅力。つまりは、真面目な印象の時計です。
これまで薄型時計といえば、2針のシンプルなドレスウォッチというのが定石。ですが、最近は時計製造技術の飛躍的な向上によって、スリムなケースであってもプラスαの機能をもたせたり、デザインに凄まじくこだわったものが続々登場しています。
恋愛でも真面目なだけの男を時につまらなく感じるように、ある種の“違和感”や“ギャップ”は魅力的に映るもの。
ゆえに、ちょっぴり個性派な薄型時計は、あなたをちょっぴりミステリアスなオトコに演出してくれるアイテムなのです。相手に「この人のこともっと知りたい」と思わせる魅力をもっているんですね。
デートの定番セットアップもぐっと艶気がアップ
ひとくせスリムウォッチはファッションのアクセントにも絶好です。例えば、ちょいとお洒落して出かける時の定番であるセットアップ。今どきのソレはリラックス感や軽快感が特徴ですから、合わせる小物もヌケ感や軽妙さがあるとよりマッチします。
そこでここでは、カミソリのように薄型ながら、多層構造デザインによりエッジ効きまくりの「ブルガリ」をチョイス。シックさを保ちつつ、よりモダンで色気あるスタイルになっていると思いませんか? これがひとくせスリムウォッチの効能。
また、見た目に程よく存在感があるため、Tシャツ+デニムのようなもっとカジュアルなスタイルとも、しっかりバランスが取れますよ。
カミソリのようなフォルムのまま、永久カレンダーを搭載
美しくも複雑な多面体構造はそのままに、自社開発の極薄ムーブメントを搭載して超スリムなプロポーションに仕立て直したオクト フィニッシモシリーズ。
2014年のデビュー以来、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、クロノグラフ、そして3針の自動巻きで“世界最薄”を樹立していることで知られますが、ご覧のモデルはそれに続く新作。
ついにパーペチュアルカレンダーでも世界最薄を叶えてしまったんです。ケースの厚みはわずか5.8mm。この中に408個もの部品がぎっしり詰まっているなんて信じられません。
また、パーペチュアルカレンダーは盤面が複雑になりがちなのに、すっきりとまとめあげた手腕もさすが。相変わらずエッジ効きまくりのケースデザインによって遠目にもタダの時計じゃないことは一目瞭然ですし、個性派の薄型時計が欲しいなら真っ先にチェックすべき逸品です。